アルファの代理母に選ばれて

私の腰が恥知らずに動き、彼が首筋に痣をつけるように吸い付く。この汚れた秘密、この不道徳な行為は、私の几帳面な生活とは相反するもの。軽くて残酷なような刺激に、喉から悲鳴が漏れる。私は崩壊し、目が上を向き、全身が痙攣で硬直する。
『見知らぬ人と...汚い路地裏で...セックスをしてしまった...』
「いい子にしなさい。いい子には褒美があるわ」
くだらない。
いい子でいても何も得られない。浮気性の夫と、私の名義で作られたクレジットカードの借金の山だけ。そのカードで愛人を甘やかしていたのに。あの女の言葉が頭から離れない：「あなたが赤ちゃんを産めたら、他を探す必要なんてなかったのに」
何年もの陰性の結果の後で、見知らぬ人との無謀な一度の関係が、結婚生活で叶わなかったことを成し遂げるなんて、なんて皮肉なんだろう。ヒステリックな笑いが喉から漏れる。
黒い瞳の魅力的な男性が前のめりになり、膝に肘をついた。
「私が誰かは重要じゃない」彼の言葉が骨の髄まで響く。「重要なのは、ペネロペ、君が私の子孫を宿していることだ」
「あなたの...子孫...？」