元カレのパパ

元カレのパパ

Author: Talia Oliveira

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Introduction

「装う必要はないよ、可愛い子。僕たち、同じことを望んでいるんだから」彼が耳元で囁きながら立ち上がると、私の下腹部がゾクゾクと疼いた。
「随分と自信家なのね、カウアーさん」私も立ち上がって彼の前に立った。彼に自分がどれだけ影響を受けているか悟られないように。「あなたは私のことをほとんど知らないでしょう。どうして私の望みがわかるの?」
「ハナ、君が僕を見てから太腿を絶えず擦り合わせているのを見れば分かるさ」彼は壁に私を押し付けながら、胸を密着させて聞こえないほどの声で囁いた。「君の体が発するサインは見逃さない。そして今のその様子からすると、僕に抱かれることを切望しているようだ」
ハナはネイサン以外の男性と恋に落ちるなんて想像もしていなかった。でも卒業式の夜、彼は人生で最も大切な日に彼女を一人にして別れを告げた。
しかし、魅力的なジョン・カウアーと出会った時、その夜は無駄ではなかったと気付いた。彼は彼女の倍以上の年齢だったが、その容姿は息を呑むほど美しかった。
ハナは彼の誘いを受け入れ、ホテルへと向かい、激しい一夜を過ごした。けれど、夢のような時間を過ごしていると思った矢先、全てが悪夢へと変わってしまう。
ジョン・カウアーは単なる見知らぬ人ではなかった。彼は元カレの謎めいた義父だったのだ。
今や彼女は、この重大な秘密をどうすべきか決断を迫られている。
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