パックールールナンバー1ーメイト禁止

パックールールナンバー1ーメイト禁止

Author: Jaylee

1.4m Words / Ongoing
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Introduction

柔らかく熱い唇が私の耳を包み込み、「俺を求めていないとでも?」と囁かれる。彼が腰を前に押し付け、私の尻に擦り付けると、思わず呻き声が漏れる。「本当に?」彼は低く笑う。
「離して」と私は震える声で懇願する。体は欲望に震えているのに。「触らないで」
ベッドに前のめりに倒れ込んだ私は、振り向いて彼を見つめる。ドモニックの彫刻のような肩の暗い刺青が、荒い息遣いと共に震え、膨らむ。ドアに鍵をかける彼の顔には、深いえくぼと傲慢な笑みが浮かんでいる。
唇を噛みながら、彼は獲物を追い詰めるように近づいてくる。手はズボンの縫い目に伸び、そこには明らかな膨らみが。
「本当に触って欲しくないのか?」彼は紐をほどきながら囁く。手がズボンの中へ滑り込む。「神に誓って、俺はそれしか考えられない。お前が俺たちのバーに入ってきた瞬間から、部屋の向こうでお前の完璧な香りを嗅いだ、あの時からずっとな」
シフターの世界に足を踏み入れたばかりのドレイヴンは、逃亡中の人間の少女。誰にも守られることのなかった美しい彼女。ドモニックはレッドウルフパックの冷酷なアルファ。十二匹の狼たちによる兄弟団は、決して破ることのできない十二の掟に従って生きていた。
特に第一の掟―つがいを作ることは禁止―は絶対だった。
ドレイヴンに出会った時、ドモニックは彼女が運命の相手だと悟る。だがドレイヴンにはつがいの意味さえ分からず、ただシフターに恋をしたことだけを知っていた。去らせるために彼女の心を砕こうとするアルファ。決して許さないと誓い、彼女は姿を消す。
しかし彼女は自分の体に宿った命のことも、去った瞬間にドモニックが掟を破る決意をしたことも知らない―彼は再び彼女を見つけることができるのか?彼女は彼を許すのか?
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