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892話

省城にいた頃、上官婉儿は老徐の恩人だったが、当時老徐は上官婉儿がトイレに行くところを覗き見していた。

そして牛凡鎮に行った時には、老徐は上官婉儿を草むらに押し倒してアレしようとまでしていた。

上官婉儿は老徐が最終的に承諾したのを聞いて、顔に笑みを浮かべ、嬉しそうに老徐の腕を取って下のブラジャーコーナーへと向かった。

「老徐、このデザインどう?可愛いでしょ?」上官婉儿は周りに人がいるかどうかなど気にせず、数枚のブラジャーを手に取ると、そのまま自分の胸に当ててみせた。

レースの縁取りされたブラジャーが上官婉儿の胸に当てられる様子に、老徐の心は震えた。この上官婉儿という女は。

上官婉儿は今服を着てい...