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72話

徐さんは馮秀芝に特に反応がないのを見て、ようやく安心して大胆に手を伸ばし、彼女の背中を探り始めた。

しかし、馮秀芝の背中にあるブラジャーのホックが邪魔をして、徐さんはいつも思う存分楽しめないでいた。

馮秀芝もまた、十分に楽しめずにいた。

「秀芝、背中のそれが邪魔だな。外してみないか」

徐さんは馮秀芝がそれを外せば、柔らかな双丘が飛び出してくると想像し、何故か急に興奮してきた。

「この悪い人、私を都合よく扱おうっていうの」馮秀芝も実はそのつもりでいたが、徐さんの提案を聞いて、笑いながら言った。

以前は徐さんのことを心の中で思うだけだったが、まさか今日こんな機会があって、彼と一緒にいられるとは思っ...