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674話

徐さんは左右に目を走らせ、周囲に注目している人がいないのを確認すると、手を伸ばして一気に程婷を抱き寄せた。「なぜ来ちゃいけないんだ?俺の婷婷が恋しくなったんだよ!」

徐さんの大きな手は程婷の体の上をじっとしていられず、背中から細い腰へと無遠慮に撫で回していた。しかもその手はそこで止まる気配もなく、さらに下へと滑り落ちようとしていた。

さすがにこれには程婷も我慢できなかった。どう考えても、ここは学校なのだ。生徒たちに見られでもしたら、どれほど具合が悪いことか。

「やめてよぅ、徐さん、ここ学校なんだからぁ!」程婷は徐さんに甘えた声で抗議し、小さな手で徐さんの腕を引っ張った。

「へへっ、学校...