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655話

これは裏の世界のルールだ。縄張りが誰のものになれば、ここの産業ももちろん同じ者のものになる。

もともと張冕がいたから三子は狂犬の手下の多くの店に手を出せなかったが、今や狂犬も張冕もいなくなった以上、三子が恐れるものなど何もない。

強いて言えば、三子が恐れるのはたった一人、それは七爺だけだろう。

上官婉児の叔父は天南省で揺るぎない実力者であり、誰も彼に手を出す勇気はない。

おまけに、上官婉児の祖父はまだ天南省の警備責任者だ。

もし本当に七爺の家族の核心的利益に触れでもしたら、良い目に遭わないのは間違いない。

この情報が天南省の上層部の耳に入ると、七爺はもちろん真っ先にこの知らせを聞いた。

七爺は...