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529話

三人がこんな狭いトイレの個室に詰め込まれると、もともと小さなスペースが三人の存在によってさらに窮屈になっていた。

少女は少し恥ずかしそうにパンツとスカートを身につけると、目の前のイケメン男子を見つめて言った。「どうして女子トイレに入ってきたの?」

老徐に全身を見られてしまったはずなのに、怒っている様子はない。むしろ老徐のその端正な顔立ちと魅力的な体つきを見るうちに、少女は思わず心惹かれ、もはや怒る気持ちさえ失せていた。

一方、老徐の隣にいる若い女性のことは完全に無視していた。

彼女から見れば、この女性は自分とはまったく格が違うと思ったのだろう。

「しっ」老徐は静かにするよう手で合図する...