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508話

女性は年を取ると、どうしても母性が芽生えるものだ。今の呉芬も、誰かが子供を抱いているのを見ると、思わず自分も抱きたくなってしまう。

ましてや、徐さんのような優秀な男性の子供を産めたら、自分の息子はさぞかし賢い子になるだろうに。

「あら、真昼間からどこの部屋に行くっていうの!この数日体調が優れないの。また今度にしましょう」呉芬は口ではそう言いながらも、張伯を押しのけはしなかった。結局、張伯は自分の男なのだから。これも張伯への償いのようなものだろう。

張伯は自分の要求が満たされず、少し落胆した様子だった。

大きな手が呉芬の柔らかな胸を何度か掴みながら、小声で呟いた。「最近どうしたんだ?俺があの...