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409話

「それは徐さんが李麗に言ったことで、大学生のカップルはみんなこうだって」

しかし李麗は貞操観念が非常に強い娘だった。彼女の頭の中では、自分は洪辰に嫁いだのだから、たとえ洪辰に力がなくても、自分は洪辰の女なのだと。

だがあの日、河原で徐さんと親密になった後、李麗は徐さんの身体から洪辰にはない気配を感じた。それは純粋な男の気配で、洪辰とは比べものにならないものだった。

李麗は大学に行ったことがなく、大学生活に強い憧れを持っていた。だから知らず知らずのうちに、徐さんといることを大学生活の体験だと思うようになっていた。

あの時、徐さんにキスされ、柔らかいところを触られ、下を触られたことから、今...