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32話

「自分から積極的になったのに、電話が来るなんて、おじさんはさぞかし我慢できなかったんだろうな」そう思いながら、宋玲玲はちょっと躊躇した後、布団の中に体を縮こませ、外に向かって恥ずかしそうに声をかけた。

「おじさん、入ってきていいよ」

老徐はちょうどドアの外にいて、宋玲玲の声を聞くとすぐに部屋に入ってきた。

さっきと比べると、彼の欲望はだいぶ収まっていた。甚だしく甥に対して申し訳ない気持ちさえあって、後ろめたさを感じていた。しかし宋玲玲が彼を呼び入れたことで、その意味するところは明らかだった。

ただ、彼は少し躊躇しているように見えた。

老徐の反応を見て、宋玲玲は彼が何を考えているか察した。思い切...