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256話

「そう、彼女の部屋に行くんだよ。ハハッ、彼女のベッドで君を抱くなんて、なんて背徳的な興奮だろう?」

時苗は身長165センチながらも細身の体つきだったため、老徐が彼女を抱きかかえても少しも重さを感じなかった。

時苗を抱きしめたまま、数歩で甥の嫁の部屋へと入っていった。

部屋に入ると、甥の嫁のベッドシーツはすでにピンク色に変えられており、部屋の照明は点けられておらず、ベッドサイドランプだけが灯っていた。部屋全体に温かく官能的な雰囲気が漂っていた。

このような雰囲気の中、老徐の呼吸は急速に荒くなった。甥の嫁がクローゼットの中で見ていると思うと、さらに興奮が高まった。

足で部屋のドアを閉め、時苗...