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200話

「え?」喬薇薇は自分の下着が水の中で引きちぎられ、その後、老徐に水から救い上げられたことを思い出した。ということは、自分の全てが老徐に見られてしまったのではないか?

「あ、あなた、わざとでしょ」喬薇薇は老徐をじっと見つめ、その眼差しに怒りの色が閃いた。

この男は、ただの大色狼だ。劉二熊は追い払われたものの、喬薇薇は今また別の狼の巣に入り込んでしまったような気分だった。

二十年以上も、自分の下の部分は自分ですら見たことがないのに、今は老徐という男に全て見られてしまった。

「どこがわざとだよ。お前が水に飛び込んだとき、下着はもともとちゃんと履いてなかったんだ。水の中で暴れたから、自然と取れた...