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1241話

陳霊児は手に何か非常に硬いものが当たっているのを感じて、思わず手が震えた。不思議に思った彼女は手を動かし、その大きなものを脇へどかそうとした。

だが、小さな手で払いのけようとした瞬間、それはちょうどその巨大なものの上に置かれてしまった。そのものはあまりにも大きく、そして硬く、陳霊児は無意識のうちに一度握りしめていた。

その一握りが、彼女の心臓をより激しく鼓動させた。

なぜなら、それは老徐の巨大なものであり、しかも強烈な熱を帯びていたからだ。この状況に陳霊児はどうすればいいのか分からなくなった。

陳霊児の動きを感じた老徐は思わず興奮し、それまで彼女を抱いていた大きな手を引き、陳霊...