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1239話

「と老徐が言った。

陳霊児はうなずくと、一目散に階下へと駆け降りていった。

十数分ほど経った頃、陳霊児が戻ってきた。手には大きな袋を持ち、中には現金がぎっしりと詰まっていた。

「趙経理、全部持ち帰りました。数えてみてください」陳霊児はお金を老徐の机の上に置きながら言った。

老徐はうなずいたが、お金を数えることはせず、少し考え込んでから尋ねた。「階下は何の動きもなかったか？」

「何もありませんでした。張経理は入口の内側に立って、あの人たちと話していましたけど、相手はあまり取り合ってくれていないようでした」と陳霊児は答えた。

この言葉を聞いた老徐は眉をひそめ、冷ややかに笑う...