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116話

老徐は張経理を無視して、劉技術員の方へ歩いていった。

その女性技術員は石を持ち上げようとしていたが、やはり女の子なので力が足りず、かなり時間がかかっても持ち上げられずにいた。

老徐は劉技術員の前にしゃがみ込み、彼女の胸元で揺れる真っ白で柔らかそうな二つのふくらみがぷるぷると震えているのを見て、それが落ちてしまわないかと心配になった。

「小劉さん、僕にやらせてください」老徐が彼女の手からシャベルを取ろうとしたとき、不意に大きな手が彼女の白くて柔らかい手を握ってしまった。

劉技術員は大きく驚いて、急いで小さな手を引っ込め、顔を真っ赤にしながら挨拶した。「はじめまして、劉欣冉と申します」

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