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104話

一メートルほどの深さしかないとはいえ、この程度の水深でも、これまで多くの命を奪ってきたのだ。

水中でもがいている鄭秋菊を見て、老徐は両手を水中に差し入れ、彼女を抱き上げた……

老徐は鄭秋菊がかなり重いだろうと思っていたが、実際に抱き上げてみると、身長166、7センチはある鄭秋菊の体重は50キロもないだろうと気づいた。彼女は腕の中で信じられないほど軽かった。

老徐に抱きかかえられた鄭秋菊は、思わず二度咳き込んだ。

水で濡れた髪は柔らかくなり、肩に垂れていた。

そして鄭秋菊が着ていた元々透け感のある韓国風のブラウスは、水を含んで完全に透けてしまい、まるで何も着ていないようだった。

白い肌、紫...