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23話

人生には決断を迫られる瞬間があるが、それが有益なのか、それとも自分を破滅させるのか判断するのは難しい。そして今回の場合、どうやら両方の結果を味わうことになりそうだ。

私はネイサンのキッチンカウンターの前に座り、彼の義父が私の人生で最も魅力的な提案をするのを聞いている。手は汗ばみ、完全に緊張していて、彼の言葉にどう反応すればいいのか分からない。

実際には心の中ではすでに決まっている葛藤だと思うと、迷っていることが馬鹿らしく感じる。即座の返事は喜びのジャンプとともに、間違いなく「はい」なのだから。

でも、それは単純すぎる。そして私とジョンに関することは単純ではない、少なくとも今は。

彼の言...