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182話

ジュリアン

半開きのカーテンから差し込む陽の光と、頭の中に永住権を得たかのような脈打つ痛みで目が覚めた。口の中の味は二日酔いと後悔の混合物で、どちらが取り除くのが難しいのか判断できなかった。

昨夜もまた散々だった。汚れたバー、永遠に眉をひそめているバーテンダー、そして2年ぶりに戻ってきた私の様子など気にもかけない無関心な顔の行列。彼らを責めることはできない。良い思い出より厄介ごとをもたらす人間など、誰が覚えていたいだろうか。

私はソファから体を引きずり起こした—そう、結局そこで寝てしまっていた—そしてアパートの中をよろよろと歩き回った。ちらりと見回すと、片付ける価値のあるもの...