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第 18 条本契約

マラカイ

銀の手錠が手首でカチャリと音を立てるなか、衛兵たちは私を見慣れない廊下へと連れていく。ルークが約束通り食事の薬の量を減らしてはくれたが、拘束は解かれていない。

ルークと話してから三日が過ぎた。徐々に体力が回復し、次に何が起ころうと対応できるよう、肉体的にも精神的にも慎重に自分を立て直してきた三日間。そして今、ついに、待ち望み、同時に恐れてもいた瞬間が訪れた。ペネロペと、私たちの息子に会うのだ。

衛兵たちは、私には北部族特有の意匠と見て取れる、複雑な模様が彫り込まれた一組の木製の扉の前で立ち止まった。そのうちの一人――顎筋に走るギザギザの傷跡が印象的な、険しい顔つきの女――が、厳...