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227話

「いや!いや!いや!」

「押して、アレクサ、押して!」母が動揺して言う。「息を吸って!レクシ、息をして!呼吸してないわよ!」

女神様、助けて!

同時にたくさんのことが起きている。何を先にすればいいのかわからない。

キリエが私の手を握り返す。「レクシ、呼吸して」と彼女は私に真似させるために大げさに大きく息をしながら頼む。

あまりにも痛い!くそっ、これって普通なの?

ノックス!私には—

「あああああ!」私は痛みで叫ぶ。

「そうよ、ハニー。押し続けて」母が私の開いた脚の間に手を置いて言う。「そう、息をして。いいわよ!私たちはあなたと一緒にいるわ!」

私の番いが欲しい、私の王子様にここにいてほしい!

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