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173話

私はあっと息を飑み、眉が上がり、一瞬体が凍りついたように動けなくなった。文字通り、何も考えられない状態だ。

頬だけでなく、顔全体が熱くなっているのを感じる。

彼の広い裸の胸、我が群れの男たちが誰でも彼のようになるために何をすべきか考えてしまうような腹筋、そして彫刻のようなV字ラインが彼の巨大なモノへと真っ直ぐに続いている姿から、目を離すことができない。しかも、それはまだ硬くなってすらいないのだ。くそっ!

私は下唇を噛みながら、まだ彼を目で犯している。「こんなにもハンサムである権利なんてないわよ、王子様」と私は彼に言う。今回は、彼が私の言葉を理解できないことを心から嬉しく思う。もし彼が今の私の言...