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84話

アマンダ視点

私は抱っこ紐で眠っている愛らしい息子レオを見下ろし、涙をこらえる。私が赤ちゃんだった頃、戦争から守るためにアラバマのナナ(女神が彼女を祝福しますように)のもとへ送られた。私には幸せな子供時代の思い出があるけれど、それがひどく罪悪感を感じさせる。なぜなら、私がナナに作ってもらったツリーハウスでお茶会をしていた間、両親は戦場で戦っていたから。ローグ・ロードがいつか復活して別の戦争を引き起こすのは時間の問題だとわかっていた。ただ、それが今になるとは思っていなかった。

部屋を見回して必要なものをすべて詰めたか確認し、ベッドに座ってため息をつく。私はまたナナのもとへ送られる。今度はレ...