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第25話

第二十五章

イジー

私はドアを通り抜け、後ろで閉めた。支えが必要で、ドアに背中をもたれかけ、一瞬目を閉じた。

ブレイクとの経験は、今まで感じたことのないものだった。彼の触れる感触で体が火のように熱くなり、そのキスは認めたくないほど彼を欲している信号を全身に送っていた。

マイケルのイメージが頭に浮かび、背筋に震えが走る。彼はマイケルのようであってはいけない。絶対に。

「そんな風に考えるのをやめなさい、イジー」とプナが言う。「私たちのメイトは傷つけたりしない。あなたは彼に何が起きたのか話さなければならないわ」

そして突然、アリーのことが頭に浮かんだ。

彼はアリーを受け入れてくれるだろう...