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第146話

デイル

私は木の上のパンサーを見つめた。彼女がここにいると分かっていた。他の全ての群れのメンバーは別の場所を探していた。

イジーとアリーについてあんなにオープンに話し、背後にブレイクがいることにも気づかない他のみんなが、こんなにも愚かだとは信じられなかった。

「降りてきて」と私は言った。緑の瞳が私を見返している。

プナとイジーが会話をしているように見えた。

数分後、プナは木を降り始めた。地面に着くと、彼女は後ろ足で座り、私を見つめていた。

認めなければならないが、少し怖かった。これは力があろうとなかろうと、誰でも殺したり排除したりできるパンサーなのだ。

プナは姿を変え始め、イジー...