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第118話

イジー

少し体を動かすと、何か柔らかいものの上に横たわっているような感覚がする。

私は体を回転させ、ゆっくりと目を開け始める。

目を開けると、巨大な黒い頭部と向かい合わせになった。

驚いて飛び上がり、何かの上から落ちて床に叩きつけられる。硬いものの上に着地した。

うめき声を上げると、私の隣に横たわっていたものが動く。見上げると、二つの大きな緑の瞳が私を見つめ返していた。

舌が出てきて私の顔をなめる。

身震いしながらも、顔を拭いつつ見上げる。

ベッドにはパンサーがいたが、どこか見覚えがあった。

「そこで大丈夫?」彼女はニヤリと笑いながら尋ねる。

うめきながら体を動かし、ベッド...