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第182話

翌朝、ゾーラは今まで感じたことのない場所に筋肉痛を覚えた。イカロの強い腕が彼女の腰に回され、彼が彼女の耳元で軽くいびきをかきながら彼女を抱きしめていた。トイレに立ちたい衝動があったが、立ち上がろうとした瞬間に足がゼリーのようになりそうな気がした。

イカロは一晩中に三回彼女と愛を交わし、その度に激しさを増していった。最後の一回は、彼女をうつ伏せにしてマットレスに顔を押し付け、四つん這いの姿勢にして後ろから彼女を貫いた。その記憶に彼女は顔を赤らめた。彼は飽くことを知らず、彼が与えるすべての愛撫を彼女は心から楽しんでいたが、彼の経験は彼女が比較できるようなものではないと気づいていた。「獣」というあ...