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第四百三十章

グリフィン

クソッ、なんて綺麗なんだ、彼女は。あんな風に彼女が乱れるのを見て、俺の下で裸になっているのを感じるのは、まるで現実じゃないみたいだ。これが現実なんだ、彼女が俺と一緒にここにいるんだって、何度も自分に言い聞かせている。これは夢じゃない。もう、夢なんかじゃないんだ。そして、何があろうと、この瞬間を俺の人生にするんだ。

彼女は目を閉じ、眼鏡はずれかかり、長いブラウンの髪が乱れて絡みつき、ぜえぜえと息を切らしている。肌はとても柔らかく、噛みつきたくなるほどだ。その肉に軽く歯を立てるのを堪えるのは、本気の戦いだ。クソッ、俺がしたいのは、彼女の奥深くに自分を埋めて、彼女以外の何もかも忘れて...