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第三百六十五章

アナスタシア

私は、ポールと彼の友人たちが私の魔法について話し合うのを、認めたくないほど長い間、黙って聞いていた。彼らはそれぞれ、何をすべきか、どうやるべきかについて意見を持っていたが、誰一人として私に尋ねようとはしなかった。

目を回しながら、私はバーに向かい、高級酒のコレクションから自分用にドリンクを注いだ。ラム酒。大好きなんだ。もしかしたら前世では海賊だったかもしれないほどに。

グリフィンが彼らのグループから離れて、遠い角にいる私のところに来たことにも、ほとんど気づかなかった。

「それ、一杯もらえるかな?」彼が琥珀色の目で、暗く悩ましげに尋ねた。

「もちろん」...