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第三百六十四章

「ポール」

僕ら七人——いや、六人半と言うべきか——がリビングルームに散らばっている中、僕はその夜の出来事をライオンシフターたちに伝え終えた。何一つ隠さずに話したから、当然みんなの視線があちこちさまよっている。まるで友人たちが新しい霊体のスパイを見つけ出そうとしているかのように。ケインとグースはまるで馬鹿みたいに笑いながら、空中の誰かに触れようとするように手を振り回している。

「一応言っておくけどな」グースが言う。「もし間違ってお前のメイトを触っちまったとしても、それは意図的じゃなかったってことだ」

僕は瞬きする。「それが完全にお前の狙いに見えるんだけど、このバカ野郎。だからやめろ」

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