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第三百三十一章

「ケンダル」

私は帰り道に森の近道を通った。その道の存在は知っていたけど、今まで勇気を出して行ったことはなかった。私の一部屋だけの狭いトレーラーハウスは、普通の道を通ると酒場から5キロほどあるけど、路地と森を抜ければたった2.5キロで済む。今起きたことを考えると、特に用心深くなる気分じゃない。実際、何か大惨事が起きて私が消えてしまえば、ティモンズに教訓を与えられるかもしれないとさえ思う。でも、彼はどうせ気にもしないだろうし、それに私は妊娠しているんだから、そんな考えを持つべきじゃないね。

いや、絶対に持つべきじゃない。

私の赤ちゃんはもっと強い母親を deserve する。

普段なら、こ...