スピード婚の相手は社長である

一夜の過ちから始まった電撃婚。
新たな夫が大企業の帝王だと知り驚く。
最初は単なる金目当ての女だと思っていたのに――
次々と明かされる妻の意外な素顔に、戸惑いを隠せない。
「なぜ芸能界の大物たちがお前にペコペコするんだ？
まだ他に何を隠しているんだ？」
謎めいた妻の正体に惹かれていく。
溺愛は日に日に深まるばかり。
「私には、あなたの知る女性の誰よりも多くの顔があるのかもしれないわ」
その挑発的な言葉を、キスで遮った。
「俺にとってはお前だけだ。第二子を作って証明してやろう」