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チクチクする

第七十六話 – 甘美な痺れ

リアーナ視点

レイがそばにいると、伴侶の絆をより強く感じた。それはもう、どうかしていて、ジェイデンから離れているのが辛かった。

彼はライカンに破壊された境界線を調べていた。私たちが再建しているときに、ジェイデンの戦士たちがその修復を手伝ってくれたのだ。

レイから念話があった。クリスと一緒に発つ、と。まだ彼に行ってほしくなかった――たぶん、あの甘美な痺れが消えてしまうからだろうか――でも、彼らには早く帰ってほしかった。特に、ジェイデンに対して私が優しすぎる口調で話していたから。こんな気持ち、なんとかしないと。

「この修復を手伝うために、また俺の戦士たちが来るの...