Read with BonusRead with Bonus

答えを取得

第百九十一章――答え

ジェイデン視点

俺の未来はどうなるのだろうか。

予言では、俺は銀狼の夫ではなく、伴侶と呼ばれていた。

ローガンを殺した後、俺たちがうまくいかなかったらどうなる?

そんな考えを咎めようと内なる狼が表に出てこようとしたが、俺は繋がりを遮断した。

俺に必要なのは答えであって、発奮材料じゃない。

「ラルフの死を予見した、あの手相占い師だ!」と思い出した。あの女には借りを返さねばならないが、自分の未来も知りたい。

願わくば、これ以上俺を打ちのめさないような答えがもっと必要だ。もっとも、これ以上打ちのめされることがあるとも思えないが。

記憶が、手相占い師のいる小さな家を特定してい...