Read with BonusRead with Bonus

440話

「わかったわ。まずズボンを脱いで。そしたらキスしてあげる」とウィノナは言った。

もしニコラスがザカリーなら、彼女はキスをする。そうでなければ、追い出すつもりだった。

ニコラスは眉をひそめた。「嫌だ、嘘だろ。キスしてくれないなら、君は俺の彼女じゃないってことだ」

ウィノナは穏やかに微笑んだ。ニコラスの真剣な表情に比べ、自分はまるで子供を騙す狼のようだと感じた。「本当にあなたの彼女よ」と彼女は言った。

「待って」ニコラスは彼女を遮り、スマホの録音アプリを起動した。「もう一度言ってくれ」

ウィノナは言葉を失った。もう我慢の限界だった。彼女は何も言わずに、ニコラスのズボンをぐいと引き下げた。...