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53話

「グレイス」

「これで本当に大丈夫なの？」と私は少なくとも4回目の質問をした。

翌日、私たちはムーンクレスト市庁舎にある父の古いオフィスにいた。イーソンは私の立場を固めるためか何かで、警察署ではなくここを提案した。私は早めに警察署に立ち寄っていたが、未成年者への暴行で収監されていた人数がアーロンとサイラスが私に伝えた数とほぼ一致していることを知って嬉しく思った。

「大丈夫だよ」とチャールズは言い、私が行ったり来たりするのを止めた。私たちの目が合い、私の心臓がときめいた。「きっとうまくいく」

私はうなずき、彼の揺るぎない自信を自分のものであるかのように抱きしめようとした。それから、演壇...