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143話

グレース

チャールズが後ろから近づいてくる気配を感じたけど、振り向かなかった。胸が高鳴っていた。お腹は満たされて軽やかだった。ドアに着いて開けると、突然足が宙に浮いた。彼に抱き上げられ、私は彼の腰に脚を巻き付けながらキスをした。チャールズはドアを蹴って閉め、片手にバスケットを持ちながら私を廊下へと運んでいった。

昨夜の欲望が再び全身に満ちあふれていた。彼は唸り声を上げながら、キッチンに寄ってバスケットを置いてから、私を寝室へと運んだ。彼がマントの留め具を外して床に落とした直後、私たちはベッドに倒れ込んだ。私は腰を上げて体勢を入れ替え、彼の上に跨った。彼のシャツのボタンを外し、胸元に唇を這わ...