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57話

長老とその伴侶に会う場所へ向かう途中、私は行くべきかどうか迷っていた。フィンレイと私がキャビンに戻るとすぐに、評議会の決定を全員に伝え、その後パックに知らせるため家に電話をした。誰も良い反応ではなかった。私はキャビンに留まってパックを落ち着かせる役割を果たそうと思っていたが、フィンレイは兄に会いに行くよう言った。私たちは彼らのキャビンと私たちのキャビンの中間地点で会う予定だった。森の奥へ歩きながら変身する時間も取れるだろう。

「エイミー?」自分の考えに没頭していたが、名前を呼ばれて顔を上げると、シンディが私を見ていた。

「あら、こんにちは、シンディ」と私は言った。

「噂は本当だったのね?...