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35話

「キング・レイズ視点」

私は女の子たちをサラの部屋に残し、彼女たちが準備を終えるのを待つことにした。私はオフィスに向かい、つがいの儀式の準備を始めようとしていた。王国全体の前で彼女に印をつけたいと思っていた。そうすれば、誰が印をつけたのか争いが起こらないだろう。過去には、プライベートで伴侶に印をつけた王たちについて論争があった。彼らは王室裁判所に引きずり出され、本当に印をつけたことを証明させられたのだ。

そんな面倒は避けたかった。オフィスに着くと、私は机に座った。インターネットで私と彼女のお揃いの衣装を探していた。人間界ではこれを結婚式と呼ぶが、我々の世界ではつがいの儀式と呼んでいる。私の...