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第197章:戦争

キング・レイ視点

滝のそばでサラと結ばれた後、俺たちは残り物を詰めた。そして滞在していた家へと戻った。子狼たちと少し過ごしてから、床に就くつもりだった。明日には竜の王国へ進軍する。どれくらい滞在することになるか、見当もつかなかった。子狼たちは留守番だ。あやつらを危険な目に遭わせたくはなかった。サラにとっては悲しいことだろうが、彼女は理解してくれていた。すぐにも事を進めねばならない。

家に戻ると、玄関でケイレブが出迎えた。

「陛下、竜たちの状況は悪化しております」

「今夜、出発せねば」

竜たちの状況がそれほど悪いとなれば、即座に出発する必要があった。彼らが助けを求めることなど滅多にないのだか...