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第186話魔女と竜

レイ王視点

「何があった？　魔女たちがそなたを攻撃しているとは」

「分かりませぬ」

興味深いことだった。どう応じればいいのか、私にも分からなかったのだ。もし彼が助けを求めているのであれば、事態は深刻化しており、彼の手には負えないということになる。いかなる決断を下すにせよ、まずはこの状況についてドナルドと話す必要がある。彼は魔女の王なのだから、答えを持っているはずだ。王であるとは、こういうことなのだ。

「ドナルドと話そう」

「それだけを頼みます」

そう言うと、彼は部屋を去った。今や、ここには私とケイレブだけだ。

「さて、旧友よ。何か報告はあるか？」

「あなたとあなたのメイトを守るためのベー...