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第171話ファイティングバック

サラの視点

エゼキエルが私に近づき始めていた。首が鎖でつながれていたので、立ち上がることもできない。彼に火の玉を投げつけてみようと思った。試してみたが、失敗した。もう一度試すと、彼に向かって火の玉を放った。

「何てこった？」彼は言った。

「今のは何だ？」彼はまた尋ねた。

「火の玉よ」私は答えた。

彼には当たらなかったが、怯えさせることはできた。彼はその場で立ち止まった。再び私に近づこうとしたとき、壁が揺れ始めた。彼はまた立ち止まり、恐怖の表情を浮かべた。レイが私を見つけるまで、これを続けようと思った。再び心の繋がりを試みた。今回、彼は応答した。私は壁が揺れている建物にいると伝えた。建物の...