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第151章:インストラクション

レイズ王視点

サラが選んだ服のことで彼女と一悶着あった後、俺は新しい服選びを手伝ってやった。俺に心を傷つけられた彼女は、人に見られることを恐れるあまり、手持ちの中で一番みすぼらしい服を着ようとしたのだ。あの服は捨ててしまおうと心に決めた。もちろん、彼女が見ていない隙に実行し、代わりにまともな服を用意するつもりだ。彼女がなぜそれを選んだのかは理解できた。だが、それにしても酷いものだった。

一体どこであんなものを手に入れたんだ? 俺は彼女の体型を引き立てつつも、想像力を掻き立てるような、露出の少ない服を選ぶのを手伝った。彼女を見て傷つけようなんて考える者などいるはずがない。ましてや彼女は今や、全...