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151話

「サラ視点」

準備を全て整えた後、私はお風呂に入ることにした。足と陰部を丁寧に剃り、湯船から上がってバニラの香りのローションを塗った。それから青いシルクのスパゲッティストラップのパジャマを着た。レイのお気に入りだということは知っていた。着心地がいいからというのもあるけれど、今夜レイを誘って愛し合いたかったのだ。ベッドを丁寧に整え、枕をヘッドボードに立てかけた。もたれかかれるように枕を配置して、毛布をきちんと広げた。

キャンドルもいくつか灯した。旅行に出かける前に愛し合いたかったのだ。出発まであと二日あるけれど、彼の肌を私の肌に感じたかった。彼の手が私の体に触れるのを感じたかった。彼が私の乳...