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122話

「キング・レイ視点」

私はドアのところに歩み寄った。

「誰だ?」とドア越しに叫んだ。

「ダレンだ、ドラゴンの王だ」と彼は答えた。

ドラゴンだとは分かっていたが、なぜここに来たのだろう?私は彼を招待していない。

「入れ」と私は叫んだ。

急いですべての地図を隠した。彼の意図が分かるまでは落ち着かないので、ブリタニーに念話を送った。

「戦士たちを集めて女王の部屋の外に立っていろ」と命じた。

「はい、陛下。何か問題でも?」と彼女は返した。

「分からん。だが念のため急いでくれ」と私は言った。

それからドラゴンの王に向き直った。

「何の用だ?」と尋ねた。

「魔女たちとの戦いに加わりたい」と彼は言った。

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