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50話

パーティーの日がついに到来した。

ローガンはその日、私を通常の業務から解放してくれて、準備や来客の案内を手伝えるようにしてくれた。オフィスから手伝い役を一人選んでいいと言われたので、もちろんマリアを選んだ。彼女も普段の仕事を抜け出せることをとても喜んでいた。

朝一番、私たちは会議室で二人きりだった。テーブルに座り、バルーンアーチ用の金色と黒の風船を膨らませ始めた。

「ねえ…」マリアは膨らませたばかりの風船を結びながら言った。「教えて。あなたの二人の男性の間に何かドラマはあった?」彼女はウインクした。

私は笑いながら首を振った。「実は二人とも最近距離を置いてるのよ」

「えー!あなたのロマン...