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117話

何とか普通に一日を過ごし終えた。まるで犯罪者のように、ポケットに証拠を忍ばせている気分だった。それ以外は自動操縦のように、仕事をこなし、ローガンの呼び出しに応えた。

ローガンが気づいていたとしても、何も言わなかった。

彼は以前よりも極めてプロフェッショナルな態度を取っているように見えた。もっとも、それは単に彼が忙しすぎるせいかもしれない。オフィスサプライの顧客は会社の最大の収入源の一つだった。もし何か問題が起きているなら、彼の全注意力を必要とするだろう。

一日の終わりには、私はへとへとに疲れていた。ローガンもきっとそうだったに違いない。今日他に何か必要なものはないかと尋ねに行くと、彼は素...