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54話

ネイサンの手がカトニスの豊かな胸に近づいていくのを見て、私の心臓は締め付けられるような感覚に襲われた。私だけの領域がまた侵されようとしているのか?先ほどまでのリラックスした気持ちは今や緊張に変わり、痛みと興奮が入り混じった複雑な感情が私の思考を苛んでいた。しかしこの感覚は奇妙に刺激的で、まるで火と氷で遊ぶような、熱と冷の交互の感覚、人生の浮き沈みのように、挫折と成功、そして独特のスリルをもたらすものだった。

結局、私は無力にも、最も大切にしていたカトニスが胸を奪われるのを見ることになった。パソコンの前に座り、私は愛する胸がもはや私だけのものではなくなるのを無力に見つめていた。カトニスの引き締...