最強護衛

170話

スー・ジュンの登場はさらに人々の目を引いた。彼は足を引きずって歩いていたが、一撃で敵を制し、あっという間に激しく戦っていた大男と楊峰に近づいていた。

大男の表情が明らかに変わった。この数人は自分たちの仲間だったのだ。しかも、その身のこなしがあまりにも恐ろしい。特にこの足の不自由な男は。

楊峰の顔色も良くなかった。さっきまでは相手を見下していたのに、今や自己の部下たちはほぼ全滅し、相手は容易く戦況を覆した。これは痛烈な平手打ちのようで、頬が火照るほど痛かった。

スー・ジュンは楊峰と大男の間に真っ直ぐ割って入り、さっと一拳を繰り出して大男の左脇腹を攻撃した。大男は急いで身をかわそうとしたが、...