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97話

「ふざけないで!」義姉は笑いながら叱った。「彼が見えるなら、按摩なんて習わないでしょ!」

「そうよね、そうよね」劉麗麗は振り返って言った。「鉄蛋、あなたさっき私に按摩してくれるって約束したわよね」

「いいよ!」僕は頷いた。

「じゃあ、今からお風呂入ってくるから、待っててね!」言い終わると、劉麗麗は部屋に戻っていった。

それを見届けてから、義姉は小声で僕に言った。「びっくりしたわ。麗麗にあなたが私のお尻を揉んでるところ見られてないかしら?」

僕は答えた。「義姉さん、僕は見えなくても、ドアの位置はわかるよ。さっき座ってた場所から考えると、彼女には見えてないはず。僕の体が手を隠してたから」...