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964話

「それじゃあ、電話待ってるわ」電話を切ってからそう時間も経たないうちに、如法がやって来た。「部屋、いい香りね。また例の薬飲んだの?」如法が艶やかな声で言った。「何日も飲んでなかったんだ。補給しないとね、そうしないとどうやってお前に応えられるかな?」男は扉を閉めると、女を抱き上げてベッドへと運んだ。二人は何度も関係を重ねてきて、もはや手慣れたもの。余計な言葉も交わさず、一緒にベッドへと転がり込んだ。

激しいキスの後、男は女の服を脱がせ、中から誘惑的な白く柔らかな肌が露わになった。女は男の上に跨り、男の頭を抱き寄せながら、男の愛撫に合わせて心地よさそうに声を漏らした。男の唇はすぐに平らな腹部を滑...